
衣服用プリンターでは、このような故障が頻繁に発生します。洗濯後にプリント部分がひび割れたり、色が抜けてしまったりするのです。9割の場合、それは硬化が不十分だからです。放射エネルギーが十分に深部に届かないため、インク層が完全に架橋されないのです。UVランプの照度が低いと、インク中の光開始剤が必要な光子を得られず、硬化が表面で止まってしまいます。
重要なのは何か? 私たちが開発したこの携帯型UV硬化装置は、実際に生産現場で重視される要素、つまりスペクトル出力、ピーク照度、そして供給されるエネルギー密度を考慮して作られています。この装置は365nmで動作し、これはUVフレキソ印刷やUVスクリーン印刷に使用される一般的なアクリレート系光開始剤が最もよく吸収する波長です。高反射率の二色性反射器と制御されたアークギャップにより、ビームが安定して保たれ、出力が変動しません。作業距離において、ピーク照度は8~12W/cm²に達し、これによりインク膜全体が完全に重合されます。また、オゾンを発生させないため、メンテナンスが簡単で、オゾン除去の手間も省かれます。
なぜ衣服用プリンターで使えるのか? 衣服の製造現場では、基材を焼き付けることなく、十分に硬化させる必要があります。この装置は、厚いインク層でも十分な強度を発揮し、スクリーン印刷や特殊コーティングにも対応できます。その結果、色の持ち具合が向上し、弾力性も改善され、洗濯後のひび割れも減少します。仕事の切り替えが頻繁な場合でも、ハンドヘルド形式なので、試作品を局所的に硬化させて、本格的な生産前に硬化状態を確認できます。
注意すべき点 ランプはプリンターに合わせて選ぶ必要があります。オフセット印刷やフレキソ印刷では、スクリーン印刷よりも高速で印刷されるため、より高い照度が必要です。そのため、機械の形状や速度に合わせて出力を調整します。ランプはメーカーが推奨する作業距離に設置しましょう。距離が遠すぎると、mJ/cm²の値が予想以上に低下します。ランプの寿命は、点火回数や冷却条件によって異なりますが、1,000~1,500時間程度です。反射器を清潔に保ち、空気の流れを妨げないようにしておけば、スペクトルの安定性を維持できます。